潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

カンボジア・シェムリアップのキャバクラ行ってきた。シェムリの風俗嬢の「就活」

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カンボジア・シェムリの灼熱の夜。

知り合いの日本人つてで仲良くなりましたあるカンボジア人と、
本日は酒を飲み交わす予定になっておりまして。

夕刻、迎えに来てくれた彼のバイクにまたがり向かったのは、
シェムリアップの中心地から、
10分ほどバイクを走らせたところ。


目的地に着いたらしい彼は、
なにやらニヤニヤしながら日本語で、

彼:潤pさん、ここ、カンボジアのキャバクラ!

 

 

明らか、何やらいやらしい緑の電飾に彩られた店内。

入り口で出迎えてくれるのは、
化粧ガンガンの、
こんなデーハーなこたち街にいたっけ!?
っていうようなレイディース。

 

とりあえず、
予期しない展開だけれど、
流れに身を任そうと、
メンズの三大欲求の一つに寛大に身を任そうと、
その場を楽しむことを決心。

 

潤pさん!好きな子選んで!

それにしてもカンボジア人(クメール民族)はお酒が好きな民族であります。

なにかといえば、ビール持ってくるし、
何より宴会が好きで好きで仕方がないような人たち。

潤pの東南アジア一押しビール、
カンボジア名産のアンコールビールをここでも注文して、
彼と乾杯。

彼:潤pさん!好きな子選んで!


日本のキャバクラのように、
時間とともに嬢が入れ替わるわけではないこちらカンボジアのキャバクラでは、
まずはじめに嬢を指名し、
終始接客を受けるようであります。


風通し抜群な半室内の店内には、
東南アジアでよくある三角座布団が敷かれ、

開放的!

カンボジアはこのどこいっても、
場所も、人も、雰囲気も、
開放的なのがいいのです。

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「外人」のいない、超ローカル店。

それにしても、
あんだけ「外人」だらけのシェムリアップにありながら、
まったく「外人」が見当たらない店内。

 

そこらじゅう、
カンボジア人の客、客、客。

 

潤p:ここって、外人来ないんですか?

彼:笑 そりゃそうですよ!笑 地元の人しかいないから面白いでしょ?笑

 

確かに、カンボジア人も、
こんな遊び方をするのか。

そしてそれだけに、
嬢達も、英語がままならない。

シェムリアップの接客業において、
英語ができないことはあまりに致命的なことでありながら喋れないところに、
ここがローカル店であることが裏付けられるのです。

なおさら面白くなってくる。

 

ウェイターの人が、
次から次へとビールを勧めてきて、
嬢が案の定バンバカ ビール瓶を開けていく。

しかし、キャバクラと言いつつも、
ビール瓶で3ドルぐらいなので、
日本のそれとは比べものにならないような金額であります。

言葉が通じないながらにも、
カンボジア式のテンションに巻き込まれ、
ワイワイ楽しく宴会がすすみます。

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シェムリアップの風俗という職業選択。

ここは、
キャバクラと言っても、
風俗店の役割も担っています。

というより、
日本が風俗産業が様々に細分化されすぎているだけで、
海外では、女性が一対一で接客してくれるような店は大抵風俗店であるものです。


彼女の値段は50ドル
日本円で5200円というところ。

農村部出身だという彼女も、
人の集まり、
お金の動くこのシェムリアップという街に惹きつけられた1人です。

前回記事のように、
人々を引きつけて止まないシェムリアップ

単価の高い観光業や外国人目当ての産業に仕事を求め、
この地にやってくるカンボジア人が多い一方で、
彼女は、それらの収益で潤った一部の裕福なカンボジア人を対象とした産業で働きます。

これはつまり、
シェムリアップで英語や他言語が話せないということは、
職業選択が極端に狭められ、
女性であれば風俗産業がその典型となりえるということ。

彼:シェムリアップでお金を稼ぐらなまず、英語。仕事をするにもまず英語。英語か、他の言葉が喋れなかったら、まともな仕事にはつけないですよ。

 

シェムリアップの土地で、
性風俗産業で働く理由は、
つまりそうゆうところにあると言えるのです。

お金が動くような場所には、
性風俗産業もセットになって必ずあるもの。


シェムリアップも、
このキャバクラだけでなく、
「カラオケ」と呼ばれる、
室内で女性を指名して一緒にお酒を飲み、
その後のアフターを交渉する店や、
街中でも、客引きをしているマッサージ嬢からスペシャルサービスを受けることも難しくありません。

 

日中は特にやることがなく、
夜出勤し、金を稼ぐ。

その収入の金額に、
もう他の仕事はしたくないと思うという彼女。


僕は特にそのあと何をするでもありませんでしたが、
指名料として彼女の懐にダイレクトに入るというチップを気持ち多めに払い店をでます。

カンボジアシェムリアップのまた新たな顔を見れたと、
妙な「満足感」に満たされて、

また、これで20ドルかよ!と、
恐ろしい物価に混乱しながら、
元の外人だらけの「日常」に戻ります。

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