潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

スタートアップが止まらない!!インド・バンガロールのスタートアップの今。

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空港に着いた瞬間、UBERの看板がでかでかとカチ込んできたバンガロール

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開始早々そのスタートアップの勢いを拳で表現してくれたこの土地は、やはりインドを、いや世界のITビジネスを牽引する急成長の都市でした。

滞在中もバンガロールの猛攻は止まりません。

潤pが直接受けたバンガロールからの打撃の数々を本日はご紹介いたします。

 

泊まったゲストハウスもスタートアップ!?

到着したゲストハウスは、The Meditating Monkeys というゲストハウス。そこで、2回目のジャブを頂くわけです。

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Hostel The Meditating Monkeys, Bangalore, India - Booking.com

スタッフ:ここのゲストハウスのオーナーは、スタートアップの会社の社長でもあるんですよ。実はこのゲストハウスも、スタートアップとして始まったんです。


今までにないイノベーションで世界を一瞬で変えていくというスタートアップの特徴を掴んでいるこのゲストハウス。

インドの中でも観光客の少ないバンガロールに、安宿という場所を提供し、インドの宿のイメージを一新したデザイン性に飛んだこのゲストハウスは、確実に今までになかった宿泊の形を旅行者に提供しています。

世界のYotube広告は、その土地の需要を物語る。

いや、それにしてもこの街を歩き、人々と関わっていると、街のあらゆる場所で、ここが本当にスタートアップとITの注目地帯であることがわかります。

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バンガロールの街並み

世界を日々渡り歩きながら歩く時の、潤pなりの1つの楽しみがあります。

それが、「Yotube広告を見る」こと。


普段速攻でSkipボタンを押してしまいがちなこれですが、毎国一度はその手を止めて、一本通しで見てみることにしています。Yotubeを見るとき、実はその国、その土地ごとに、配信されるCMが異なってきます。

そして、その広告が意味することは、その土地のネットユーザーに需要がある広告が打たれている、つまりその国のマーケットの傾向がちらりと見れたりするのです。

そして、ここバンガロールで必ずと言っていいほど流れるのが、スタートアップ系企業のCM。

見かけたのは、App1つで周辺店の情報を一覧表示してくれるAppのCMだったり、App1つで注文可能なフードデリバリーAppだったり、各社が競ってユニークなCMを作成、放映しています。

今の時代、誰もが見ているYoutubeでAppユーザー層に向けて打てるこのYotube広告は、今のバンガロールを象徴するような広告形態です。

街の誰もがIT従事者かスタートアップ関係者!?

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*World Trade Center

100%なんていったらもちろん嘘になりますけれど、バンガロールでは普通に生活しているだけで出会うインド人の多くがIT従事者かスタートアップ関係者である確率が非常に高いのです。

今回の民泊宿泊先の、お父さんは元エンジニア、お兄さんは現役エンジニア。レストランで知り合った人はスタートアップ立ち上げ経験者、道を聞いた若いお兄さんはコンピュータサイエンス専攻の大学生、さらに電車で前の席に座ってた人は、数ヶ月前にスタートアップの会社をスタートさせたんだそう。

特にアンテナを張らずしても、普通に生活しているだけでこれらの人に出会える、それがバンガロールなのでした。

ちなみに、スタートアップやIT系の職業に続き、医療系の産業も盛んなバンガロールでは、お医者さんや医大生に遭遇する確率も高いです。

スタートアップが世界を変える。

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*近代化を極めるバンガロールの街並み

バンガロールの人たちを見ていてまず思うのが、

あれ?北インドの人たちとまったく違う。

ということ。

いわゆるインドの「カオス」を感じませんし、貧富の差をまじまじと感じる場面が少ないです。

伝統社会に生きているように見えた北インドの人たちと比べて、まず伝統衣装であるサリーを着ている女性を見かける機会も少ないですし、若者は男女関係なく西洋的なライフスタイルをすでに確立しています。

バンガロールの人たちはかなり「洗練」されているように感じます。


そして、その誰もが、片手に持つスマートフォン

ある人はSNSでその瞬間を配信し、ある人はUBERを呼び、ある人はオンラインショッピングを楽しみ、ある人はまったく新しいサービスを今この瞬間に試している。


Appや新しいITサービスの普及率は単純な肌感覚でとても高いように感じ、日本の東京と比べてもはるかに一般人への浸透率は高いように感じます。

何より、爆発的なスピードのバンガロールの成長を後押ししている大きな要因が、Appとそれを生み出すスタートアップ企業であると思えます。

なんてったって、スマホ1つで誰でも、なんでもできる世の中がここにあるからです。

現役スタートアップで働くインド人が語る、バンガロールの今。

同時に、現在現役でスタートアップの世界で活躍されるエンジニアのAさんはこんなことも語ります。

A:バンガロールのスタートアップの波は、今バンガロールのどこにでも押し寄せていますよ。多くの人がやっていて、昔まではスタートアップといえばまず前提にITの存在がありましたが、今はまったく別の業種でも、ちょっとAppなんかと絡みさえすればスタートアップになる。

スタートアップのムーブメント化を指摘するAさん。

決してネガティブに捉える話ではないですが、スタートアップ企業の類似化や、その数による競争の激化、さらに、ユーザーへの選択の負担などの問題もあると言います。

 

しかし、潤pからすると、この都市の若者の仕事やビジネスに対するモチベーションの高さには感動もの。

そして、それを街を歩きながら肌で感じることができるこのバンガロールという街の魅力に取り付かれずにはいられないのです。

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