潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

マリファナ吸いながら最高の結果を出していく!? カオスなインドの最先端の労働意識。

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インドがカオスと言われている所以は、人間のえぐい部分が全て存在しているからだと思うわけですけれど、

しかし、ただ汚いだけではえぐいものは際立たないわけで、そこに全く正反対の存在が力強く輝いているものですから、インドはカオスたり得るのだと思うのです。

 

地面に這いつくばって物乞いをする人の横を高級車が走り抜ける様子を想像すればわかりやすいですけれども、

「働く」ということを軸にして考えると、バンガロールは、そんな輝く世界最先端の労働環境と意識が育まれている場所だと思うのです。

 

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仕事は楽しめ!仕事は作れ!

A:なんとなくオレのイメージなんだけど、日本人って、というか東アジア人って、いつも真面目に、仕事してるイメージがある。それじゃ、人生楽しくないでしょ。

 

そう真っ向切ってぐさりと鋭利なナイフを突き刺してきたのは、若手インド人ビジネスマンのAさんでした。

 

20代半ばという若さで2社のスタートアップを経験。現在はインドの外で、広告会社に勤務しています。

これまでの人生でスタートアップの会社でしか働いたことがないという恐るべきキャリアの積み方。

Aさんなりの「働く」にあたってのモチベーションの作り方を教えてくれます。

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A:スタートアップの会社2つで働いてわかったことは、仕事をどう楽しむかということだと思う。もちろん、働いて結果を出すのが最優先だけれど、楽しい職場、また明日も行きたくなる職場で出せた結果は、また格別のものだと思うんだ。

 

少人数で自由な雰囲気を持つ傾向にあるスタートアップ企業。

バンガロールで訪れたスタートアップ企業も、オフィスに入るや否やサッカーゲームで遊ぶワーカーが出迎えてくれましたのが記憶に新しいのです。

オフィスの内装にこだわった企業も多く、Aさんの言う、「また明日も行きたくなる職場」とは率直で面白い表現だと思います。

 

A:ボスの横でウィード(マリファナ)吸ってる奴だっていたぐらいだよ(笑)

 

しかし、これは裏を返せば、時間配分などは全て自己責任であり、結果至上主義の上で常に最高の結果を求められるシビアな世界であるとも言えるのです。

それをこなしている先鋭ぞろいであるからこそ、インドは今爆発的に伸びているのです。

 

A:インドでは、「仕事をする」んじゃなくて、「仕事を作る」が基本。

 

こう述べるAさんのように、インド人には独立心が育まれる土壌がよく肥えていると思います。

多すぎる人口の中でいかにして戦っていくか、生き残りをかけた生存競争は、町中の格差が物語るように歴然と存在しています。

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やはり、インドの若手のビジネスマン達と話していると、そのエネルギーのすさまじさに圧倒されます。

自分の意見は必ず強く持ってるし、議論も好きなもんだから、こちらもそれなりに心得て会話に望まないとボコボコにされます。

 

大勢の人に囲まれて、ゆっくりと安定して生涯を企業で全うするスタイルとは、正反対の世界に住んでいる、インドのスタートアップ界隈の若手ビジネスマン達。

ただ思うのは、貧しい物乞いが必死の形相で物乞いをするように、若手ビジネスマン達もアンテナを張ってチャンスを必死に掴みに行こうとする。

インド人とはその時その時の「今」を全力で生きぬいている人たちのように感じるのです。

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