やって来ましたムンバイ!まだまだ続く、列車内で会ったインドの若手ビジネスマンたち。
さてさて、刺激的すぎる日々を満喫させてくれたバンガロールに別れを告げて、潤pが次に目指しますのは、インド最大の都市、ムンバイ。
何が待ってるかって、アカデミー賞のあの映画、スラムドッグミリオネアの舞台になった、あの街が迎えてくれるわけですから、もうたまらん。
しかし、しかしだ、バンガロールを出ようとしても、この街は、どうしても潤pに、インドのスタートアップの勢いをまだまだ見せつけたいらしい。
もう、一段落したんだよって言いたいのですけれど、ここにきて、ムンバイまで移動する列車の内で、新たな3人の若手ビジネスマンとの出会いを繰り広げるのです。
若手社会起業家のご夫婦さん。
インドの列車はこんな感じ。
エアコン付きの一等〜三等、ファンだけのスリーパー、そして、無料で乗れるというほぼぎゅうぎゅうの意味のわからん車両もあるらしい。
だいたい中間のエアコン付きの三等か、スリーパーを使っての旅路です。
ベッドは三段ベッド。折りたたみ式の狭い空間で、場合によっては1日以上乗っているインドの列車旅を、身体をぶっ壊しながら乗り切ります。
一区画に三段ベッドが向かい合わせに2つ、通路を挟んでさらに二段ベッドという、こんな狭い車内ですので、自然と近くの人との交流が生まれるわけです。
しかも英語喋れて、世話焼きで、話好きなインド人の皆さんなもんで、見知らぬ東洋人の男がいたら、ついつい話しかけたくなっちゃうのね。
今回、バンガロールから潤pの上のベッドに一緒に乗り合わせていたのはこんなご夫婦。
やさし〜旦那さんと、美人妻。
それが、この人たちがこれまた若手ビジネスマンなんだからこれがもう。
旦那さんは元々プログラマー、しかし、現在は退職し、パートナーの美人妻さんと共に、水のフィルタリング機械を販売する会社を運営しているといいます。
立ち上げたのは数年前、結婚を機にスタート。
インドのいまだに未発達の水質汚染問題を改善するために始めた、社会企業です。
特に、未だに水道が引かれていない地域に住む人々を対象に、水質改善装置で生活レベルの向上と、人々の衛生状態改善を目的としているそう。
日本人なんて、水道水いくらでも飲めるのに、それをさらにフィルタリングする人も多いんだよーというと、驚きと共に、日本の水衛生技術にはとても興味があるといいます。
お二人の今回の列車の旅は、バンガロールで社会起業家やスタートアップ企業のカンファレンスがあったのでそれに夫婦で参加して、家に戻る帰宅道中でした。
プネという、これまたスタートアップで有名な街に住んでいるそうで、そこでお別れ。
今が最高に楽しいぜ!25歳の若手起業家!
潤pはさらにムンバイを目指します。
次に、向かいのベッドに、1人のスマフォと格闘しているお兄さん。
話を聞くところに、このお兄さんは、バンガロールから、ジャイプール、プネまでインドの複数の都市をまたにかけて展開するサービスを運営するスタートアップの創業者!
しかも、つい半年前にローンチし、今はさらにその規模をインド中に展開している最中だそうです。
気になるそのサービスはというと、バイク専門の中古販売サービス。
24歳ですでに自分の会社を立ち上げたという彼からは、若者ならではのエネルギーとスピードを感じます。
兄:携帯1つで世界が変わるスタートアップビジネスは、成長過程にあるインドにものすごく適していると思いますよ。インドにはチャンスがたくさんある。今の人生は、最高に楽しいよ!
今回の列車の旅は、半年間爆走し続けた疲れを癒すために、久しぶりに長期休暇を取り、家族のいる町への帰宅途中だと言います。
家族に久しぶりに会えると楽しみにしながらも、会社を一時離れてしまうことの不安もあるという、超若手起業家との一瞬の出会い。彼はムンバイの1つ前の駅で降りて行きました。
久しぶりの長期休み!大卒プログラマー。
さて、気づけば列車はムンバイ、セントラルステーションに到着!でもやっぱりよくわからんのが、インドの列車はもちろん車内アナウンスとかないので(そのせいでこの前バラナシで乗り過ごした。。。)、ここが本当に自分の降りるべき駅なのか確かめる必要があるのです。
そこっぽいところに到着しかかったので、通路を歩く兄さんを捕まえて、
ねぇ!ここ!ムンバイセントラルステーション!?
すると、そうだよと答えてくれたこのお兄さんは、なんと、つい先日大学を卒業したばかりの若手プログラマー。
ムンバイに来たのは、ムンバイにいる友達の家に遊びに来たからだという。
大卒プログラマーの将来のライフコースは、まだ未定。
とりあえず、これから半年、インターンシップを探して、そのまま就職先を考えるか、いまいちいいところが見つからなければ、大学院に進むんだそうです。
とにかく、今は、大学からやっと解放されて、遊ぶ、を満喫する時期だそう。相変わらずのインドの若者のフレキシブルなライフコースの描き方に、日本的な感覚とのギャップを感じずにはいられません。
列車の前で、写真を撮ってくれました。
いやーそれにしても、バンガロールを離れても、まだまだインドの「働く」パワーが潤pを逃しやしませんということで、
そんなこんなで到着しましたムンバイ!
インド最大都市で、まだまだインド旅は続きます。