潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

就活生は今、何をして、何を思っているのか?エントリーから内定までの流れ。

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今回は、就活真っ只中の大学3年の就活生に、
就活のリアルな今を聞いてきました。

 

最近就活関係の記事書きまくってて、
なんだか就活情報ブログなんじゃないかみたいになってますが(笑)
あくまで潤pの立場としては、
「世界の若者の働き方、意識と出会って、日本の就活システムとはなんなのか改めて考え直す」というところにあって、
日本の就活を理解するために就活関係のことをいろいろ見ているのです。

今の就活の流れ

Dさんは、立教大学3年の金融機関志望の就活生。
現在は、ES作成や企業説明会の忙しい毎日を過ごしてます。

潤p:就活、どんな感じ?

D:やってることが正解なのかわからなくて、時間がないのに何やったらいいかわからない感じ。全部落ちたらニートになるしかないっていう、未来が見えない不安がすごくある。

探り探りの就活に、周りの友人を見ていても、
みんな答えがわからないままに就活にもまれているという。

一般的な流れでは、

  • 3/1からES提出が始まり、
  • 3月中にセミナーを回り情報収集、
  • 6月から面接解禁の準備を進めるというのが当面のスケジュールになるようだが、 

実情は、

  • 早めにESを出したりセミナー行けば、リクルーターがつき、
  • そのリクルーターから一足早いお声がかかることがあるため、
  • 4,5月にセミナーに行きつつリクルーター面接。
  • 6月の一週までに内定が出ていなければ、終わりだという。

俗に言う、金融はスタンプラリー
セミナーに行けば行くほど志望度が会社に伝わるというカラクリからそう言われているんだそう。
そのため、顔売りと、リクルーターからのお声がけ待ちで、
現在はセミナーに多く参加しているという。

裏ルートで勝ち進む

インターンに参加した企業からは、
どう言うこと質問するのかなどの、面接の内容や、
実際に去年使用したESを見せてくれるなど
裏サポートもあったようだ。

セミナーが埋まっていても、
「電話してくれれば開けるよ」とまで言われたらしい。

もちろん、特別枠も用意されていた。

3月情報解禁とは、すでに名ばかりなわけだ。

D:色んなな情報が飛び交いすぎてて、情報を知らなかったら命取りだし、情報知りすぎて裏ルート知っちゃっても、辛くなる。

5日間インターンを10社詰め込んだ。 

2年生の時から就活を意識していたというDさん
2年生の夏あたりから、「就活で話せるエピソードをつくんなきゃ」という気持ちでインターンに応募をスタート。
しかし、2年生というハンデももとすべてのインターンに落ちてしまい、
3年の夏に、もう一度インターンにチャレンジ。

しかし、その時も応募したところ全て落ちてしまったという。
自信をなくして焦ったというDさん

その反動で、秋のインターンにやれるだけ応募し、
秋の期間で学校もある中で5日間インターンに10社参加したという。

もちろん、全然学校には行けなかった。
インターンに行きすぎて自己分析やSPIの勉強がおろそかになり、今その余波に苦しんでいるという。

D:面接用の答えを用意できないし、他の人のエントリーシートに引っ張られて同じような答えになっちゃう。自分どう言う性格かとか、将来何がしたいのかを考えられなくて、面接も自分がやりたいって気持ちで答えてないから、結果的に自己分析が必要。

 自分の大学生活を振り返り、さらにこんなことを言うDさん。

D:今までの大学生活振り返ってみて、全部就活のために大学生活送ってきた感じがして、そこが後悔しているところ。本気で楽しめなかったと思う。

なぜ就活をするのか?

D:小学生のころから親にいいとこに就職しろって言われてきたんだよね。いいところに就職しないと、いい人にも出会えないし、幸せにもなれないって。それが一番幸せだよと。将来の就職のために中高し勉強してきたって感じ。最近は、金融にいくことだけが一番の幸せだとは思わなくなってきたけど。

両親も証券や金融関係だというDさんは、親のレールに従ってきたことに、気づいた時にはもう遅かったと語る。

大学に入ってからも保守的な人が周りに多く、環境は人の意思決定を大きく左右する。

潤p:いろんなことにチャレンジしてて、活動的だなって思うけど。

D:いろいろやってきたけど、「意識高いね」って周りのひとから言われて、それがダメなことなのかなって感じて自分を押し殺すこともあった。

様々なプレッシャー

Dさんは就活をしながらも、
精神的に様々なプレッシャーに苛まれている。

ドラマで見るような、ママさんコミュニティが根付いているというDさんの地元では、
すぐにいろんな噂が広まるという。

だから就活を失敗できないし、親に恥も欠かせられないというプレッシャーに追われている。

さらに、就活が始まった今、
友人との間にも得体の知れない壁を感じている。

D:大学の友達は結局みんなライバルみたいなもんで、就活の話は話しづらいんだよね。

そんな時、インターンであった 友達とは就活の同志のような感覚で、話ができるという。

自分に自信を持って、心に余裕を持ちたい。

いろんな知識を持っている人や、
優秀な人と話していると自分も成長でき、
他の大学の人や社会人の人と会えることが就活でできたと語るDさん

就活に疲れながらも、それを通して成長する自分も認識している。

自分に自信を持って、心に余裕を持ちたい。
自分で考える時間を作りたい。

そう語るDさん

就活生の今は、荒波にもまれながらも、成長の機会にもなっている。

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