潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

バングラデッシュに到着したら、皆んな断食してた。

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ミャンマーからインドへ陸路で越えることができなかったヤケクソで行くことになったバングラデシュ、ダッカ

昔マレーシアにはちょこっと行ったけれども、イスラム教国へのしっかりがっつりとした滞在は今回が初めて。

不幸中の幸いってのは本当にあるもんで、ダッカでは予想だにしない至高の経験をたーくさんすることができたのです。

 

到着。か、顔が違う!!

バングラデシュに関してかなり怖い噂ばかり聞いていた潤p。飛行機の遅れでダッカ空港に着いたのは深夜。

今外に出たら多分殺されるので本日は空港泊と決まり。外に出るのは翌朝です。空港泊も慣れたもん。

朝空港を出てみると、来るわ来るわのタクシーの客引きの嵐!

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ミャンマーまでの東南アジア地域フェイスとは打って変わった彫りの深いフェイスのおっさんたちが取り囲んできて、ぼったくり値段でタクシーに誘ってくれます。

 

やだやだ、よし、奥にいるおっさんなら安いだろ~と、交渉成立。一路今回のゲストハウスを目指します。

f:id:jumpeikobayashi:20160805051057j:plainこんな可愛いのに乗っていくんやで。(CNGというらしい)

飯屋が、ないぞ、え?

さて、宿に着いて落ち着いたところで、飯食いにいこーや。


てくてくてく


近場を、手頃なレストランを求めて回ります。


てくてくてく


東南アジアや東アジアでも当たり前の通り。とりあえず宿の近くをそれなりに歩けば道路に面して間口をもうけたローカルレストランは見つかるもんです。


てくてくてく???


おい、おいおいおいおい、ねーじゃねぇか!!

どういうことやねん!

 

潤p:すんません、この辺にレストランないですか?

おっさん:は?今はラマダンなんだから、そんなのやってるわけないでしょうよ。

 

えええええ。知らんかった。

日本人でも、昔社会の授業で習って知ってる人も多いはず、イスラム教の、年に一度の大イベント、ラマダン(断食)の、真っただ中にぶち当たってしまったのです!

しかしいくらその土地の宗教をリスペクトしようとも、日本人のこちらは腹が減るのです。


困ったなぁ。こりゃバングラデシュ滞在の先が思いやられるぜぇというところで、おっさんが

おっさん:そんなに食いたいなら、カーテンの奥を探しな。

この暗号のような言葉の意味はすぐにわかります!

実は!カーテンに隠されているだけで、レストランや屋台はオープンしているのです!!

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この布の奥に入ると怪しげなお姉さんが待っていてくれるわけではないけれど、むっさいヒゲのおっさんがカレーを売ってくれるわけなのです。

そしてついに、飯を食らう!

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バングラデシュは、もともとインドと同じ国が分離してできた国。もちろん主食はカレーです。本場のカレーに感動。

こんな感じで、外国人、異教徒、様々な理由で断食を敢行できない人向けにカーテンで隠して食事ができるようにしているのです。

それにしても、カーテン目立ちすぎだろと思いますけどね。

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*カーテンで仕切られたチャイ屋

以外と、次から次へとお客さんが入ってくる。当然、レストラだけでなく、ラマダン中に禁止される飲み物や、喫煙の類を扱う喫茶店も対処で、街のチャイ屋もカーテンの奥。

しかしこんなところに来ると、実はバングラデシュ人はひっきりなしにやってきて、飲んだり食ったりしてるのです。

意外と断食していない? 

聞くところによると、断食をしていない人も意外と多い。するかしないかは割と個人に委ねられていて、特にイスラム教の本拠地中近東から距離を置くイスラム教国のバングラデシュは、どちらかというとカジュアルなイスラム教の遂行が見受けられるような。


それにしても、昔勉強したイスラム教の基本姿勢がこんなところにもよく表れているようにも思います。基本は自分と神様との一対一の宗教なので、他の人が断食をしていなくても、それは自分の範疇ではないって姿勢の表れなんじゃないかなと。

断食明けは豪勢に。

断食が行われるのは日の出から日没まで。つまり、夜はみんな自由に飲食ができるわけです。まず、日没を迎えるとラジオから一斉に断食明けの放送が流れ、イフタールという決まった軽食を食べる時間があります。

バングラデシュでよく食べられるのはジャルムリという、乾燥米にカレー粉を混ぜたこんなもの。なかなか美味しい。でもこれをラマダンの1ヶ月間食い続けるわけです。

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*イフタールに食べるジャルムリ

そして、元気を取り戻した皆の衆は、夜にショッピングに遊びにブチ上がるのです。

なので夜のショッピングモールは昼より断然混んでまして、活力にみなぎったバンガリーたちが購買力に身を任せてるのです。

もちろん食事はジャルムリだけじゃなくて、この後にかなり遅めの夜食を最後豪勢に食べて

そして、日が明ける前に人によっては朝食を食べるのです。

 

 

しかしそれにしても、店が日中ずっと閉まるなんて、日本じゃ聞いたことありません。

こんなタイミングにぶち当たった、ミステイクなような超絶ラッキー体験!

やっぱり来てよかったバングラデッシュ

 

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