潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

ラマダン明けの儀式、イフタールに参加してきた。

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ダッカ市内観光をしている途中、小休憩に立ち寄ったAGフードというファストフード店。

この店に来たことが、今回のダッカ滞在における1番のラッキー!

 

 

AGフードはチキンとスナック、ソフトドリンクなどを売る、どこにでもあるようなファストフード店。AG Food

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http://www.agfood.com.bd/food-pro-agro-bangladesh-international-expo-2016-2/


日中飲食が禁じられるラマダンの今、お客さんは1人もいません。

とりあえず貧乏旅行者の定番、1番安上がりな瓶のコーラを注文。

灼熱のダッカで、エアコンと炭酸飲料は生命線です。

 

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*店内

しばらくすると、そんなに暇なのか、店員の1人が話しかけてきました。

 

店員:何人ですか?

潤p:日本人ですよー!今ラマダンでお客さんはあまりいませんかい?

店員:1日ほっとんどお客さんは来ませんよ笑

 

と、色々と話してるうちに、他の店員2人もやってきた。

お客さんほっといていいのか。あ、いないからいっか。

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*写真手前シュボ

話によると、話しかけてくれたのはバングラデシュ人のシュボ、20歳。

現在は大学進学の申請結果待ちで、AGフードでほぼ毎日働いているという。

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*写真中央アハメッドさん

店長はアハメッドさん。めちゃめちゃ可愛い1歳に満たない愛娘をしょっちゅうフェイスブックに投稿してるパパさん。

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そして、まだ15歳のアラファト

とりあえずこの3人がレギュラーメンバーで働いているAGフード、おそらくコンムラプール店。
 

この出会いがきっかけで、ダッカ滞在中には毎日のように店に顔をだしては、一緒に出かけたり食事したり、楽しんでいたわけです。

イフタールに招いてくれた。

そんな日々を送っていると、ある日、

よかったらイフタール一緒に向かえない?

というお誘いが。

イフタールとはイスラム教徒がラマダン(断食期間)中、日が落ちてから迎える食事のこと。

親しい人しかお呼ばれされない、そして呼ばれたのはとても光栄なこと!

イスラム教徒でない自分でも迎えてくれる、イスラム教の懐の広さを感じます。

もちろん返事は即答、YES!

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AGフードのメンバーはラマダン中、いつも店内で3人で迎えているそうで、まずは買出しからお付き合い。

シュボが手際よくイフタールで食べるジャルムリという料理の材料を買っています。揚げ物から野菜まで様々。

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これが、ジャルムリのメイン、乾燥米のムリ。


店に帰ったら野菜のカット作業。

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地域や国によってイフタールで食べる料理が異なるイスラム教。

ここバングラデッシュではジャルムリの他に、オレンジジュースを飲んだりします。

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さて、具材が揃ったら、あとはそれらをひたすらミックス!!!

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まず手で千切って、、、、ミックス!!!!

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味付けはもちろんカレー味。

 

そして、いざ実食の時。

店長のアハメッドさんが店の扉を閉めます。このイフタールの時間だけは、完全に都市機能がストップするのでOK。


ラジオを流し、そこから日没の合図のお祈りが流れると、一斉に食べ始めます。

ちなみにここだけじゃなく、バングラデッシュ中のイスラム教徒が一斉に食べ始めます。

 

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手を使っての初めての食事!

慣れなさすぎて、爆笑の嵐。

ならてめぇら箸は使えんだろうな!

 

始め、ものすごくためらいのあった、手の食事ですが、食べてるうちに、いや、意外といけるな!

そして何よりこのジャルムリが美味いんです。

 

滞在中、他の人にも何度かお呼ばれしていただいたイフタールの儀式。

いやそれにしても、断食の1ヶ月間これを毎日食い続けるのはかなり飽きるような。。。

 

ほとんどの人は、このイフタールまで一滴の水も、一粒の米も口にしません。

それだから、このイフタールが待ち遠しくて仕方ないんですね。

何れにしても、ものすごく貴重な体験をさせてもらいました!

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