潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

多分、これ、想像以上にカオスだ。バングラデシュ・首都ダッカ。

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バングラデシュのダッカは、インドよりもカオスらしい!


行く前に余計ビビらせてくれるような文句を聞いてやってきたバングラデシュですが、インドをすでに旅終えた今なら胸を張って言えます。

 

バングラデシュのダッカは、インドよりもカオスです。

 

 

人人人人、人の波。

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何がってまず尋常じゃない人人人。

どこにいっても人だらけ。バスに乗れば窒息寸前。客引きの数も東南アジアの倍以上。

 

外国人の全くいないこの土地で、極東アジアのフェイスは珍しいのでしょう。立ち止まればすぐにこの人だかりができてしまいます。

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なんで皆んな真顔やねん。

 

それもそのはず、バングラデシュは人口大国、何より、この狭い国土で、世界一の人口過密国の1つであるからです。

物乞いの本気度。

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タイにだって中国にだってどこにでもいる物乞いですが、ここ、バングラデシュの物乞いの本気度は次元が違います。その量は人口に比例して多いですし、目を背けたくもなってしまう場面も、歩いていれば頻繁に訪れます。


そして、その本気度

例えば、ある1つのデパートの前には、10歳にもならない子供達が大量に群がっていました。もちろん全員ストリートの子供達。

デパートの入り口には警備員が立っていますので、入り口まで、大勢で足元を取り囲んでは体を掴み、物をねだります。

恐ろしいのが、その時は悲痛な表情を浮かべて物乞いをしてくるのですが、こちらが何とかデパートに駆け込むと、ケロっと子供の顔に戻って、皆んなでまたじゃれ合い始めること。

いくら子供といえどもあの量で囲まれるのは怖いもので、デパートに入るのがほんまに嫌でした。

 

さらに、日本の中学生ほどのストリートチルドレンになると、その本気度は格段に増します。

一緒に旅路を歩んでいたSandyさんをターゲットにした彼は、ずーっとSandyさんに付きまとい、何を言っても離れず、一度建物に逃げ込んでからもずっと外で待ち構えていました。

地元の人に助けを求めたら、地元の人が彼の首根っこを思いっきりつかんで投げ飛ばしました。しかしそれでもまだ待っていて、もうどうしたらいいのか信じられない光景でした。

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*Sandyさんにずっと付いていたストリートの子

何となく、これらの人にお金をあげるのは、彼らのこのような行為を終わりなく再生産させてしまうようで、絶対にお金はあげないと潤pは決めています。しかし、それでも、この粘り強さと勢いは、あげずにはどうしようもない気がしてきます。

バングラにも残る、カーストの名残。

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インドと違い、イスラム教国であるバングラデッシュアッラーの元で、皆平等のはずのバングラデッシュなのでが、興味深いことにヒンドゥー教身分制度であるカースト制度の名残が一部尾を引いています。

バングラデッシュはもともとインドの一部のエリアでした。それが分離独立したわけですが、当時からのカースト制度の名残が見受けられるといいます。


とくに、イスラム教徒でないバングラデッシュに住むヒンドゥー教徒や、最底辺職従事者など貧困層がそれらのカーストにくくられる被差別者なわけです。

例えば、バングラデッシュでどこにでもいるリキシャーという人力タクシーのようなもの。

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*街に集まるリキシャー

このリキシャードライバーは地位が低いらしく、一度リンチにあっているところを目撃しました。木の棒を持った子供にリキシャーを半壊させられても、何もできずに逃げ去っていく彼の姿は、人々の中に越えられない、抗えない絶対的な何かが存在していることを表しています。

どんなに仲良くなったバングラデッシュ人でも、これらリキシャードライバーや、底辺職と思われる人たちには、途端に人が変わってような態度を取ったりします。

 

この国の文化や歴史に基づいたことなので、潤pがここで一切の是非を語る資格はありませんが、とにかくショッキングな光景でした。

危ないとこはマジで危ない!

僕は、幸運なことに、素晴らしいバングラデッシュ人たちと出会い、よくしてもらい、とても安全にダッカを満喫できましたが、治安は決してよろしくない。

もちろん、泊まったゲストハウスは夜中は締め切られ警備員が常駐、高い有刺鉄線付きの塀で囲まれています。

こんなはちゃめちゃなエピソードも聞きました。

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この小型タクシーに乗っていると、屋根に男が飛び乗ってきて、革製の屋根を切り破いて、上から貴重品を奪って逃走する輩がいる。

以前の記事で紹介したAGフードのアハメッドさんと夕食を共にした時、アハメッドさんの友達だというバングラデッシュ人は、前日に、まさにその手口に会い、スマフォと現金を本当に取られたそうです。マジであるんや、そんな事件。

決して注意は怠れません。 

 

 

 

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ダッカの列車内

列車に乗っていれば線路沿いにスラム街が広がってるし、本当に列車の屋根に乗ってる人もいるし、まず日本に染まりきった潤pには刺激物極まりないお国でしたが、だからこそ面白いといってもいい国でした。

正直、マジで、バングラデッシュ行った後のインドは、ハイパー余裕でした。笑

是非、このカオスがなくならないうちに早急な渡航をお勧めします。

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