インドの「働く」を探しに。インドのシリコンバレー、バンガロールにやってきた。
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コルカタ、バラナシときて、今度は一気に南の内陸都市、バンガロールに突入です。
不安視していたインド旅はかなり快調。
大きなトラブルなしに進みます。
さて、実はバンガロールの街は、今回のインド旅の中でも最大の目的地。
インドのシリコンバレーと呼ばれ、世界中から注目されるITビジネスの中心地であり、さらに最近注目を集めるスタートアップ系の会社が爆発的な勢いに乗っているという、まさにインドにおける「働く」を最先端で牽引している場所だろうと確信しておるわけでございます。
スタートアップについてはこんなまとめ記事がありましたので。
特にこのスタートアップ。ビジネスだけでなくその働き方でも注目されています。とりわけワーカーの労働環境に気を使い、オフィスの充実化や同僚同士のコミュニケーションを積極的に取り入れて、今までの会社では考えられない文化を作り上げます。オフィスにゲームがある会社もあるぐらい。
そんな、新しい「働く」は必ずや参考になるとここにやってきたのです。
＊バンガロールの中心地 MGロード
インドで見てみたいもの。
ここまで、コルカタ、バラナシとインドの２つの都市を渡ってきたインドに対する印象は、あまりに格差が広すぎる国であるということ。
高層ビルに近代化を極めるインフラがあると思えば、路上を這いつくばってうめき声をあげながら銭をねだる物乞いがいる。
インドには、人間が生み出し得る全てのものがあるんじゃないかとすら思ってしまうほど、やっぱりカオスな国なのです。
世界中どこの国にも格差は存在しますが、インドの格差はその比ではないように感じます。
乗り越えることのできないと悟るしかないような、絶対的な厳しい線引き。
興味深いのが、誰もが、その格差と自分の立場を、半ば認めているように思えるのです。
＊緑の多いバンガロール
では、このインドで、「働く」にフォーカスして調査しよとするときに、どんなものを見てみたいのか。潤pは２つの層からこのインドの「働く」を覗いてみようと考えました。
１つ目。インドの最先端、つまり「働く」における頂点にいる人たち。まさにこのフィールドワークにうってつけのバンガロールで、世界すら牽引するビジネスを引っ張るインド人たちは一体何を考えているのか。
最先端企業で働けることはつまり、高学歴、つまりは経済力の豊かな家庭の出身と、あらゆる面でインドの上層部であると考えられる彼らは、どのようにして人生を形作り、世界を相手に成長を続けていられるのか。
２つ目。インドの最底辺で「働く」人たち。インドは世界的なIT国であると同時に、貧困国の１つでもあります。スラムも多く、そこで生きる人々の人生決定は、どのようにして行われるのか。その状況をどう捉えているのか、これからの希望をどう抱いているのか。
これら２つの両端を見て、お互いの関係性を探りたいと考えています。
このあまりに違いすぎる両者からインドに迫ることで、その本質が見えてくるんじゃないかと、そんなフィールドワークを考えています。
特に、メイン国であるインド。
1ヶ月という長期滞在に、じっくりと国中をフィールドワーウしていこうと思うのです。
バンガロールに着いた瞬間、やっぱここは最先端の場所や。
さて、バンガロールの空港に到着した瞬間、荷物受取所で目に飛び込んできたのがこの看板。
ご存知でしょうか。
現在着実に世界を変えつつある、大注目のスタートアップ、UBERの看板です。
今までの公共交通機関やタクシーという概念をぶっ壊し、カーシェアリングという考えを導入した産みの親。
このバンガロールでは、UBERがすでに浸透しているということですね。
さすが！スタートアップの聖地！
と１人で大興奮しながらも、お金のない潤pは普通にバスで市内に向かうのでした。
