潤pの、就活やめて、世界一周することにしちゃった。

2016/4/15から始まった、世界中の「働く」を探るプロジェクト! 日本の「就活」と「働く」ことに息苦しさを感じた「現役就活生」潤pが、世界の同世代と出会い、就活事情と労働環境、そのライフコースを取材、配信し、 帰国後に電子書籍化するプロジェクト。

ファッションから考える、パリと原宿の「自由」は違うものだった!!

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自由の国、フランス。

こんなに楽しい場所はない、パリ。

 

ただ、何でしょうか。

自由大好き潤pくん、なんだかここパリが物足りない

 

フランスでは「自由」をテーマに考えてきておりますわけですが、

より掘りまして、 

今回は潤pの思う、東京の自由の聖地、原宿と、世界の自由の都、パリ

 

両国の自由の違いを、ファッションの面から考えてみたいと思うのです。

 

 

東京の自由の聖地、原宿。

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潤pが愛してやまない街、原宿。

最近は徐々にそのエネルギーと魂が街から消え失せているとも言われていますが、いまだに東京の自由の聖地です。

 

クリエイターの街として始まったこの街は、若者を集め、若者の自由な発想のもと表現の街として変化していきました。

 

特に、ファッションを使った表現が特出し、常に流行を作り出してきた最先端の街。

無数にジャンルを生み出して、今ではきゃりーぱみゅぱみゅに代表されるような、奇抜なファッションを普通に着れる場所、それが原宿です。

 

様々なムーブメントを生み出し、時代の中で常に社会に自由を訴えかけてきた街でした。

 

世界の自由の都、パリ。

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www.jumpeikobayashi.com

前回記事にまとめました通り、そもそもフランス人が、自由の民

人生で一番大切なことが「自由」だと言い切っちゃうもんですから、そりゃ、ね。

 

デモやストライキが非常に多く、歴史的に見ても常に命がけで自由を勝ち得てきた場所でした。

街中に溢れるアートや、フランス人の価値観、流儀から、自由を感じずには入られません。

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特に、ファッションに着目してみると、さすがは世界最先端の流行の地。

ありとあらゆるファッションに身を包んだ人、またその着こなしがオシャレなこと。

 

これまたぶっ飛んだ色使いにアイテムに身を埋めているわけですが、そのバランスや配置がいやぁたまらんくかっこいい。

純粋にみんながおしゃれを楽しんでいる。

そんなパリなのです。

 

パリの自由とは?

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パリの自由とは何なのか。

一言、「大前提」

 

フランス人は、個々人の自由を大前提として尊重し(出自や人種による差異は存在する)、自由に生きることができる環境が人々の意識の中に存在しているように感じます。

 

いや、さらに突っ込めば、このはちゃめちゃにダイバーシティな街で、無個性であることは逆に不健全で、何か自ら手を上げて自分の存在を証明していかなければ生きていけないようにすら写ってしまう。

 

パリのファッションに着目してみると、パリでおしゃれや奇抜な服を着こなすことは、当たり前すぎる自己表現の1手法に過ぎないのです。

 

原宿の自由とは?

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一方、潤pが思う原宿の自由、それは「社会へのアンチテーゼ」

 

フランスなどのラテン系国家とはまるで正反対に位置しているような日本では、人よりも一歩突き抜けた個性が重要視されるというよりも、社会のメインストリームに肩を並べて、同類な社会集団のなかで生きることが望まれます。

 

そういった、自由を規制する社会意識のなかで、必ず生まれるもの、カウンターカルチャー

原宿は、そんな社会に真っ向から立ち向かう、カウンターカルチャーを牽引してきた場所でした。

 

特にファッションに関して考えてみると、原宿で奇抜なファッションに身を包むということは、厳しい保守社会に対抗する手段であり、反旗を翻すことと同義。

それだけ大きな意味を持っています。

 

そして、原宿という街が、アートやファッションなどを愛する、社会のメインストリームから外れた人たちが集まる街として様相を変えていくことで、同じようなファッションに身を包んだ若者たちが、同じコミュニティ意識を共有して、より大きなうねりを生み出していきます。

このダイナミズムこそ、この街の持つ独特の自由というものを生み出してきた正体だと思うのです。

 

何故、潤pはパリが物足りないのか?

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一見、同じように街の人が、目を引くようなファッションに身を包んでいる2つの街も、分析してみると、全く異なる社会環境や背景から生まれたものだと感じます。

 

自由が尊重されるがゆえに、1つのアイデンティティとして「自由」にファッションを楽しむ街パリと、

厳しい社会規制の眼差しのなかで、少数コミュニティの団結を力に社会へのアンチテーゼとしての「自由」でファッションを楽しむ原宿。

 

ただ、こんな話を、潤p個人の好き嫌いに落として考えてみると、実は原宿の自由の方がなんだか楽しい。

 

パリはとても魅力的で、あの本当の意味での自由空間で好きな表現方法を謳歌できる環境は確かに素晴らしい。

ただ、自由というものは、なにかそこに強大な障壁があって、絶え間ない戦いを挑むことで実感できるもののようにも思うのです。

そして、そのプロセスを通してこそ初めて、勝ち得るもののようにも思うのです。

 

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いやー、自分の内面とは不思議なもので、潤p実は、ファッションが好きなわけじゃないようです。

ファッションが単純に好きな人にとっては、パリのような場所は本当に天国のような場所でしょう。

しかし、絶対的メインストリームへの反骨心から生み出された、影のカルチャーに、どうしようもない美学を感じてしまう、潤pなのです。

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