ヤギの首がバッツリ切り落とされるのを見学した後に、インド最大の売春街に行ってきた。コルカタ珍名所、カーリー女寺院とソナガチ。
コルカタに来る前に、持ち前の頂けない感性を揺さぶる情報を聞いてしまった。
コルカタで、ヤギの首を毎日切り落とす儀式をしてる寺があるらしいよ。
ソナガチって知ってる?インド1の売春街!凄いらしいよ。
他の観光などつゆ知らず、こちらの「やっちゃいけない観光」に今回は行ってまいりましたのでご報告。
ヤギの首はね儀式、行ってきた。
ヤギの首はね儀式は、コルカタのカーリー女寺院というところで毎朝行われています。
インドのヒンドゥー教の寺院で、カーリーとはその女神。カーリーを祀ったお寺です。
ヒンドゥー教によると、カーリーはヤギが大好物で、その捧げものとして毎朝多くのヤギが捧げられているのだと。
インドらしい、生々しい習慣が色濃く残る、興味深い儀式です。
カーリー女寺院への行き方は、とりあえずバスを捕まえて。カーリーテンプル行くか確認すればokなはず。
コルカタの日本人ゲストハウス、サンタナゲストハウスからは、目の前のバス停からバスがゲットできます。
首はね儀式が行われるのは9:00am頃まで(アバウトな感じらしいですが)なので、この日は早起きで見に行きます。
バスに揺られること15分ほど。
参道の入り口に到着です!
参道も結構面白くって、マーケットのようになっている。そこからしばらく参道を歩いて行くと、こんな建物が見えてきます。
ちなみにこの参道でめんどくさい勧誘が別料金が必要だよとかわけわかんないこと言ってきますが、カーリー女神寺院は無料なのでシカトしましょう。
中に入るとすぐ右手には、さっそくながらヤギをさばいている場所があります。
プロフェッショナルな男の人が3人ほどで、流れ作業でヤギを解体していきます。
その異臭に包まれながら、興味深いことに何人かの人がさばかれたヤギを買っていきます。
写真撮影は禁止されていますので、写真などはありませんが、体から頭まで袋詰めされたその一式は、好調に売れていきます。
さて、肝心の首をはねる場所は、さばいている場所の左手、特別に作られた半室内で行われています。
この場所のすぐ横には、ヤギの待機場所のようなところもありまして、たくさんの人がヤギを囲み、触っては何かの祈りをあげています。
儀式所では、宗教者が煙を室内に充満させ、ココナッツを砕いて室内にまくという何かしらの宗教的な準備をしています。
そこに、先ほどの大勢の人がヤギを担ぎ上げ、祭壇のような場所にヤギを固定させます。
といっても簡単な話ではなく、死期を悟ったのかヤギも必死の抵抗と、酷い鳴き声をあげています。
しかし、祭壇の首を固定する装置に首をはめ込まれたヤギはついに抵抗を諦め、鎮まり返り、いよいよこちらもおぞましい緊張に襲われます。
見ている人も多数。もちろん外国人は潤p達だけです。
そして、いざ。
男が固定された首に、勢いよくナタを振り下ろし、目の前でその首が落とされました。
あまりのスピードに、理解が追いついてきません。
死後硬直というのか、首を落とされた状態でもまだ動く体、そして目。
首から流れ出す血液をすくい上げ、近くの人の額につけていきます。
そして、この死体が、先ほどのさばき所に送られるわけです。
久しぶりにとても緊張感のある体験を致しました。
他の国では絶対にすぐ問題になるようなことが、宗教的な儀式として称えられているこの国に、より一層の興味が湧いてきます。
かなり酷い観光ですが、インドぐらいでしかできないような体験であることは間違いないので、やることの少ないコルカタに大きな印象をあたえてくれるはずです。
インド最大の売春街、ソナガチ行ってきた。
*途中で撮影禁止を後ろから言い渡された結構ビビってる動画です。
これまで日本も含めたアジアの売春街は自分のフィールドワーク領域として色々とみてきましたけれど、ソナガチは訳が違うらしい。
というのも、ソナガチで働く女性の多くが、借金を負わされたりとか、親に身売りされたりとか、ネパールやバングラデッシュから攫われてきたとか、そんな映画の世界のような状況下にある売春街らしいのです。
怖い噂はたくさん聞いていて、基本的に現地人を対象としているこの売春街は、治安も相当悪いのだとか。
かなりビビっての突入ですが、カーリー女寺院の後で、それにしても本日はエグいことが目白押しの1日です。
*ソナガチの入り口
ソナガチへの行き方は、地下鉄「Girish park」駅を出たら10分ほど北上すると左手にございます。現地の人にソナガチって聞けば教えてくれるけど、そうとういかがわしい質問なんだろうな。
怖すぎるので、昼に行きました。
昼に行った感想は、以外と普通!
しかし、それでもこの通りだけ、異様な雰囲気が漂っているのは間違いありません。
通りに入ると、左右に様々な売春宿が。
嬢や客引きの男が呼んでいます。
もちろん彼らは間口に立っているわけですが、その奥には淀んだ空気の充満した絶対に入りたくない空間が続いています。
せっかくなので、嬢や客引きにちょっとしたフィールドワーク。
相場としては、30分で全部込みの2500円〜3000円ほど。
時間によってさらに値が上がるようです。
何人かの譲とも言葉を交わしました。
しかし、タイの明るすぎる嬢達と異なり、全員目が沈み、口数もとても少ない。
インドの底辺で希望もなく生きている、と言ってもいいような、彼女達に人間としてのあるべき生命力のようなものを感じることができませんでした。
そして、念のため出身地を聞くと、皆んな口を揃えてインドだと。
外国から攫われたという噂はウソなのか、それとも警察を警戒しインド出身だと言えと言われているのか。真相はわかりませんが、ネパール人専門店というのもありました。
そもそもふくよかな女性が好まれるインドで、だいぶ日本人的な美意識とは反する人が間口に立っているケースが非常に多い。潤pからしたら、もっと可愛い人を置いた方がいいんじゃないかと思ってしまうわけです。
さらに、嬢の高年齢化はやたらと目立ちます。
おそらくここで若くして働き始め、その後も出る場所を失い、いつづけてしまった人たちなのではないでしょうか。
どういった人生がそこにあったのか、もちろん深い話をできるような雰囲気ではまずありません。
それでも表通りを歩く分にはそこまで恐怖を感じませんでした。
道端に泡吹いて倒れてる男の人を見かけましたが、聞いていたほどの恐怖はありませんでした。
建築物や、歴史観光もいいですが、インドだからできる「やっちゃいけない観光」もかなりのおすすめです。コルカタでこんな経験が簡単にできるわけですから、まだまだインドにはあかんスポットが目白押しなはず。
是非一味違う観光をお楽しみください!