インドの洗濯カースト!?ムンバイの大洗濯場、ドービーガート行ってきた。
インド、ムンバイの洗濯屋さんに行ってきたのです。
と言っても、商店街のクリーニング屋さんでもなければ、コインランドリーでもないのがインドの洗濯屋さん。
どん!
こちらが全て、インドの洗濯屋さんなんです。
ドービーガートと呼ばれるこちらは、インドの洗濯を仕事とするカーストに属する人たちが働く、大洗濯場。
ムンバイ中から洗濯物が集められ、洗われ、干され、そしてまた元の家へ届けられていくという、壮大な洗濯システムを一手に引き受ける場所なのです。
*すぐ駅の隣に隣接
マハラクシミ駅というところに隣接する、市内からのアクセスも非常に簡単な場所。潤pのような部外者も、駅から降りてすぐの陸橋から、この洗濯場を眺めることができるのです。
駅では、出来上がった洗濯物を届けに行く人たちも見かけることができます。
*洗濯物を届けに行く人
この日は雨だったので、洗濯物が一面に豪快に干されている場面は見ることができませんでしたが、洗濯をしている人の姿もちらほら。
*洗濯をしている人
他の国では見ることができない、少し不思議な壮大な光景なのです。
なんも言えねぇぜ、、、インド
カースト制度というだけで、恐ろしい差別制度であると強いマイナス意識を持ってしまいますが、インドに来てインド社会を目の当たりにすると、そんなこと言ってられないことに気づくことがあります。
特に、こんな場所に来てみると、大忙しなムンバイ社会を支えている「洗濯」という基本的なシステムの重要性と、どんなに大都会化しても、未だにこうした職が社会を支えているのだと感じるのです。
*後ろには高層ビルが立ち並ぶ、ムンバイの不思議な光景。
カースト制度の拒絶と否定は、とても簡単にできるものですけれども、こうしてみてみると、それがなくなったムンバイは、いったいどうなるんだろうとも思わされるわけです。
こうして社会システムとして長い年月機能し続けているこの制度に、むしろ感心までしてしまうような。
だから、ワンサイドの感情論に則った、代替案も真実も見えていない否定主義は、カースト制度の話に限らず好まないなぁと思うのです。
それでもしかし、このドービーガートで働く彼らは、不可触民と位置付けられる人々で、極めて職業選択の自由と、そもそもの人権の自由が狭い人々。
やっぱりインド社会を目の当たりにすると、
何も言えねぇ。。。
これは部外者の人間にとって、当たり前の感想なような気がするのです。
ただ面白いのは、こんな写真の通り、
このお兄さんは、駅で電車を待ちながらスマフォを使っています。
こういったテクノロジーが安価に手に入り、様々な情報へのアクセスが可能になったこの時代で、虐げられているとされる人たちの人生がどう変わっていくのかは興味がありますよねい。
まーいずれにしても、
何も言えねぇぜ、、、インド。