世界一周?つまんなかったよ。世界一周経験者に会ってきた。
最近知り合った、めちゃめちゃ面白い友達に会ってきた。
写真の彼、マサ @itsmemasaa
潤pとは同じ大学で、
現在休学中にして、
ジャーナリストを志望している輩。
先日も取材活動として、
カンボジアから帰ってきたばかりという、面白い男です。
こんなサイトを作ったりもしています。
NOBORDER - ノーボーダー | 上杉隆のニューズオプエド
で現在働いている彼は、
あまりにもユニークすぎる経験を数多く積んできている猛者。
その1つが世界一周。
しかし、
マサ:世界一周?つまんなかったよ笑
と平然と語り、
世界一周=素晴らしいもの
という潤pの信仰を打ち砕く、
最高な見解をくれる男でもあります。
マサの世界一周
そもそもマサの世界一周は4ヶ月。
アジアからヨーロッパ、北米、南米へと駆け巡った、
超スピーディ世界一周。
世界一周といえば1年というなんだか決まりきったようなあれがあるけれど、
東京からロンドンに飛んで、
また戻って来ればそれだけで世界一周できるんだから、
最低3日からできる実はお手軽体験。
当時カンボジア・シェムリアップのNPOで、
8ヶ月近いインターンをしていたマサ。
インターン終了後、
あ、まだ休学期間4ヶ月残ってるし、世界周るか
ってぐらいの動機でスタート。
何が何でも世界一周するぞ!
ってのとはちょっと違うテンションでスタートしたのであります。
世界一周?つまんなかったよ。
潤p:何がそんなに面白くなかったの?(涙目)
マサ:綺麗な景色を見ても、あんまり面白くなかったんだよね。そして何より、本当に暇だった笑
1人でいることが大半の旅。
色々と考えを巡らす時間はいくらでもある中で、
どんどん実行したいアイディアが浮かんできたという。
しかし、その反面、旅中には何もできない。
そして同時に襲われる、
とりあえず来たんだから、この街を観光しなければいけない
という謎の精神的なプレッシャーによる精神疲労。
そんな、
本当にやりたいことが何もないというどうしようもない「暇」な時間に、
逆にフラストレーションを覚えたと言います。
マサ:リオのカーニバルとか見たり、人と会って楽しいことはいっぱいあったんだけど、結局日本でやりたいことのほうが強くなって、早く帰って別のことしたいと思っちゃったんだよね。
世界一周って、そんなに素晴らしいもんじゃない。
マサ:なんか思うんだけど、最近すごく世界一周すれば絶対いいみたいな風潮あるじゃん?
潤p:そうだねぇ、確かに苦笑(潤pにも突き刺さるグサッ)
マサ:あれってどうなのかなって思うんだよね。
休学して世界一周。
たしかによく聞く流れの1つだ。
特定の風潮の中で、
世界一周は絶対にいいものだ
という言説が広まって、
誰も疑問を抱かないことに危機感を覚えるというマサ。
マサ:しかもそれを無理やり推奨する団体まであってさ、あれを信仰するのは違うとおもうんだよね。
賛否両論ある意見ではあると思うけれど、
マサの意見は非常に面白い。
マサ:違う意見を挟める余地があってもいいと思うんだよね。だって、皆んなが皆んな、世界一周して絶対に楽しいわけじゃないと思うから。だからオレは世界一周つまんなかったって意見、堂々と言えるかな。
NPOや社会活動、スタディツアーにジャーナリズムに、
広く関わってきたマサはさらにこんな風なことを言います。
マサ:とりあえず途上国に学校建てようとか、とりあえず旅いこうとか。
ボランティアでもなんでも、とりあえずするんじゃなくて、やるんだったらその意義とか、影響とか、しっかり考えてやるのがいいと思うんだよね。
潤p:でもこれからも海外いくんでしょ?
マサ:そうだね。次は、旅って形じゃなくて、1つのところに居座って、ルポとか書きたいなー。
世界一周行ってみて、
世界一周がつまらないと思えた。
むしろこの気づきこそがマサにとって、
一番行った意味のある発見だったように思います。
新鮮で、自分の心臓がえぐられるような話だけれど笑
その気づきだけで意味のある、
素敵で貴重な意見だったなぁと、
思うもんでした。